サイバーボックスの歴史
サイバーボックスは1992年にDOS版にて登場した、パズルを移動させるゲームです。倉庫番という、これより更にシンプルなゲームを元に製作されました。
各レベルにおいて、様々なブロックで形成されたフィールドが設定されており、ブロックによって機能と使用方法が異なるため、上手に使い分けながらブロックを動かして出口に進むことができればクリアです。間違った方向にブロックを動かしてしまうと、パズルを解くことが難しくなり行き詰ってしまいます。
本作はダグ・ビーファーマンにより製作され、模倣版や様々なバリエーションも登場しました。ゲームそのものは倉庫番のリメイクに近いのですが、新種のボックスやフィールドなど、幾つもの新機能が追加されています。「スライダー」、「ブロッカー」、「プッシャー」、「ザッパー」、そして「セレクター」等が元祖倉庫番に追加された新機能として挙げられます。サイバーボックスはシンプルなグラフィックで構成されており、16ステージと数は少ないものの、クリア毎にどんどん難しくなるので遊び応えがあります。
サイバーボックス2(略:C2)と呼ばれる続編も製作され、ここでは全てのボックスの新機能追加に加え、プレイヤーによる、より広範囲な定義可能レベルも登場しました。C2は1992年のコンピュート誌に賞賛され、シェアウェアとして多くのソフトウェア業者から高く評価されました。
サイバーボックスや、その多くのバリエーションはほぼ全てのゲーム機にてプレイすることが可能です。計画性や注意力を必要とする点で、現在でも最も難しいパズルゲームの中の一つであると言えるでしょう。