バトルシティーの歴史
バトルシティーは1985年に発売された2Dの多方向シューティングゲームです。本作はアーケードゲーム「タンクバタリアン」(1980年作品)のリメイクであり、ゲームボーイとファミリーコンピュータから発売されました。また「タンク」という名で数々の海賊版マルチカート(複数ゲーム内臓ソフト)からも発売されました。2人同時プレー機能、そしてマップコンストラクションモードでは好きなステージ構成を作って遊ぶことが可能という点において、ファミリーコンピュータでは初の機能が採用されました。
本作は、マイタンクを操作しながらベースを守り、敵タンクを破壊することによってパワーアップするゲームです。ストーリー設定は特にされておらず、ステージ数はファミリーコンピュータ版では35面、ゲームボーイ版では100面存在し、それぞれのステージが異なる障害物や地形で形成されています。ステージをクリアする毎に敵タンクも更に強くなり、巧みな技を使ってクリアを阻止してきます。
バトルシティーは当時、伝統的なファミリーコンピュータ向けのゲームとして人気沸騰し、ファンによる改変版やリメイクなども考案されました。中でも「タンク1990」では多様な新地形や敵タンクのパワーアップ機能が追加され、ファミコン互換機を持つプレイヤーの中で瞬く間に人気になりました。